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やわらかい杖を置く

2022/04/02 –––> 04/10

やわらかい杖を置く

 この度WALLAでは、前田春日美  個展「やわらかい杖を置く」を開催いたします。本展は日時指定予約制のパフォーマンスイベントとなります、チケットに関しては詳細欄をご確認ください。

会期:2022年4月2日(土)・3日(日)・6日(水)・9日(土)・10日(日)

タイムテーブル: 2部制[開演12:00-,15:00-]

*開演15分前に受付いたします。

*パフォーマンスは20分程度を予定しております。

予約: https://forms.gle/GNdNpkWFoENHmdHk8

料金:1000円[日時指定予約制・各回定員7名]

会場:WALLA 東京都小平市仲町615-29

プレスリリース やわらかい杖を置く(PDF )


 この度WALLAでは、前田春日美  個展「やわらかい杖を置く」を開催いたします。本展は日時指定予約制のパフォーマンスイベントとなります、チケットに関しては詳細欄をご確認ください。

 大学在学時に彫刻を専攻していた前田春日美は、これまで布や紙、紙粘土や油粘土、あるいはビデオなど、通常イメージされるような〈彫刻〉の頑強さとは少々距離のある素材での制作を続けてきました。その選択は、随意の作品制作を度々阻んだ自己の身体への不満や不全感に由来するものであり、したがって前田の制作には常に「身体」というオブジェクトの本来的な危うさが共存しています。

 そうした身体の思い通りにならなさを軸としながら、今回前田はダンサーとして活躍する豊島彩花を共同制作者として招き入れ、自身初となるパフォーマンス作品を制作しました。あたかも「私」ではない別のものとして駆動するその身体に、豊島の「他」としての身体を添える。それはまるで使い慣れない道具――たとえば腕や肘の延長/補助/代替としての“杖”――を初めて使おうとする試みにも近いと言えるかもしれません。そして言うまでもなく、それらの関係は交換可能なものとして、より広範に「私」の領域を揺さぶることとなるでしょう。 

 彫刻に始まり、パフォーマンスへ。身体の他者性にまつわる前田の試みに、ぜひご注目いただければ幸いです。

                                      WALLA


 この度の個展で、ダンサーの豊島彩花さんと共同で制作したパフォーマンス作品を発表いたします。これまで私は、からだの物質性や不全性をテーマに、からだの所在を確かめようとする、その振る舞いを記録したビデオワークを中心に発表してきました。それらはすべて私自身のからだへの懐疑や不安を起点にするもので、ほとんどで自分のからだをモチーフにしています。

 今回は、これまで扱ってきた自身のからだから他者のからだへと対象範囲を広げ、ダンサーの豊島さんのからだを「自由な身体」として定義づけることから始めます。本作は「身体を置く」ことについて、また動作を物質として捉え直すことについて対話を重ねながら制作した、初のパフォーマンス作品です。

                                   前田春日美 



[作] 

前田春日美 kasumimaeda.com 


[出演]

前田春日美

豊島彩花  sayakatoyoshima.com 


[主催]

WALLA   


[メインビジュアル]

コムラマイ comuramai.com 


[DMデザイン] 

浦川彰太  urakawashota.com


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