about
WALLA
- 〒187-0042 東京都小平市仲町615-29
→ MapJR/新小平駅より徒歩20分、および西武多摩湖線/青梅街道駅より徒歩10分。
- walla.space@gmail.com
WALLAは、大石一貴、大野陽生、前田春日美、吉野俊太郎の4名によって、2019年の夏に東京都小平市で始動したスペースです。二階建ての一軒家で、普段は共同運営する4人が二階をそれぞれのアトリエとして使用するほか、一階のギャラリースペースを使用しての展覧会やイベントなどを不定期に企画開催しています。WALLAとは「がや」や「賑やかし」など、いわゆる「エキストラ(=その他大勢)」的な効果のことを意味し、アーティスト・コレクティブのような芸術家集団としての団体名ではなく、主義主張を一にしない、あくまでも共有された場所のみを指す言葉として名付けられました。作品制作に一人集中できる環境を求める者もいれば、一つのグループを持つことで自身の制作へのモチベーションを維持できる者もいる。はたまた作品の制作よりも企画の制作に関心のある者もいる。そうしたバラバラの欲望を達成できる場として共有されています。
member
大石一貴
1993年山口県生まれ。彫刻家。断片的な時間や経験、そして物理的な確信だったり逆にそうでない物事の余白や、間(ま)にまつわる彫刻、インスタレーション、映像、詩などの制作。主な展示に「Voyager is with you」(Art Center Ongoing/東京、2023年)「For instance,Humidity」(sandwich.gallery CFP/ブカレスト、2022年)など。大野陽生
1992年埼玉県生まれ。2017年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コース修了。「日々のお祈りや、お守りをつくる感覚」で制作をしている。2017年頃から、それまで続けていた石彫から石芯塑造の技法へと移行し、最近では塑造だけでなく蝋を使った制作や鉛鋳造などにも取り組む。主な個展に2018年「NEIGHBOR」(代田橋納戸/gallery DEN5)など。他グループ展への参加多数。前田春日美
1991年東京都生まれ。遠い景色をモチーフにした彫刻作品の他に、自身の身体を用いたビデオワークなどを通じて、身体の不全性・不能性にまつわる作品を発表している。主な展示に「影をしたためる notes of shadows」(biscuit gallery/東京、2022年)、「やわらかい杖を置く」(WALLA/東京、2022年)など。吉野俊太郎
1993年新潟県生まれ。2019年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。2017年、卒業制作作品《門》にて首席。同年にRoyal Academy Schools(英国)へ交換留学。2020年より二人展シリーズ「嘔吐学」を主催。現在は東京芸術大学大学院にて博士後期課程に在学。専門は彫刻、研究題目は「操演される彫刻」。主に台座、人形劇、奇術などを調査し、彫刻物の自我とその演出法に関する研究を行う。