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Boarders

2022/04/29 –––> 05/15

Boarders

この度WALLAでは、河合ひかる、鴫原夕佳による二人展「Boarders」を開催いたします。

※会期が不規則となっております。来場日にご注意下さい。


会期:2022.4.29(金)~5.1(日) 5.3(火)~5.8(日) 5.13(金)~5.15(日)

出展作家:河合ひかる Hikaru Kawai / 鴫原夕佳 Yuka Shigihara

開場時間:10:00-17:00

料金:入場無料

会場:WALLA

〒187-0042 東京都小平市仲町615-29

JR 新小平駅より徒歩20分 西武多摩湖線 一橋学園駅または青梅街道駅より徒歩10分

企画:河合ひかる Hikaru Kawai ・鴫原夕佳 Yuka Shigihara

「Boarders」プレスリリース


展覧会概要

 今日ほど、境界というものが可視化された時代が過去にあったでしょうか。2020年のCOVID-19の流行に伴い、WALLAも展覧会やイベントなどの開催において、人同士の接触のあり方について考えざるを得ませんでした。今では普通となってしまったマスクやビニールカーテンも、感染の原因となりうる飛沫以外のあらゆるものを同時に遮断しているということは、本展「Boarders」にとっても、分かち難い事項であったかもしれません。

 展示者である河合ひかると鴫原夕佳によって持ち込まれた本企画は、そのタイトルにも示唆されるように、複数の境界について検討される展覧会です。共通のモチーフとして「海」が挙げられる本展の試みを、展示者の二人は「サーフボードの“役割”を空間に拡張してみる」と説明します。ここでいう“役割”とは、必ずしもサーフィンの目的でもある「波に乗る」というポイントだけを指すわけではありません。 たとえば、この春の武蔵野美術大学卒業制作展において、人の名前にまつわる分断と接続について注目する映像作品を発表した河合にとっては、サーフボードの“役割”とは言わずもがなその6文字自体にも該当します。一方同じ卒業制作展において簡素かつ匿名的なインスタレーションを介して、空間上を通り抜ける微かな往来の存在に注目した鴫原からしてみれば、紡錘形の板材が喚起する豊かな「海」の幻想こそが、まさにサーフボードの“役割”が為したものだとも喩えられるかもしれません。このように本展においてサーフボードとは、海面上と海面下との狭間を駆け抜ける様子を最初の手掛かりとしながらも、ほかにも複数の境界上で揺蕩う、頼りない板切れ/行き場のない者たちの一時的な拠り所として機能します。

 ところで、ここまで境界という言葉を使っておきながらも本展は「Border」(=縁、境界)とは名付けられておりません。本展の名は「Boarders」、あえて日本語訳すれば「寄宿するものたち」。これが展示者である河合と鴫原とを含むものだとすれば、この企画がWALLAという場に持ち込まれたその時から……すでに彼らの思惑は始まっているようなのです。


出展作家の過去作品

河合ひかる Hikaru Kawai

1999 東京都出身

2022 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業

東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻 在籍

2019 グループ展「無添加」space WAIZE 東京

2021 個展「INCOMPLETE SONG」デザインフェスタギャラリー 東京

鴫原夕佳 Yuka Shigihara

2000 神奈川県出身

2022 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業

東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻 在籍


[ビジュアルデザイン]

五十嵐 愛実 Instagram:@igaranran_461


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● 展示室内の密集を避けるため、入場制限を行う場合がございます。

● 発熱、せき等の症状がある方はご来場をお控えください。

● マスクの着用と会場に設置の消毒液のご利用をお願いいたします。

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